こんばんは。
許しがたいサボリン加藤です。
さぼりすぎてブログのパスワード忘れるとこでした。
趣味はワインレッドのマニキュアを塗って、手の甲の静脈の緑とのコントラストを楽しむことです。好きな味は塩味です。そんなタワゴトはおいておいて、今日はちょっと寒いですね!9月の最初の寒い風が吹くときってなんか寂しいですよね。夏が終わりみたいで。ま、夏は大嫌いなんですけどね。
ちょっとブログを休んでいる間にいろいろありましたね!911の10周年や首相が交代したり中東ではまだまだ混乱が続いていますね。アメリカではだんだん大統領選にむけて共和党の候補者たちがうるさくなってきましたね。
個人的なニュースですが最近国連でインターンを始めました。以前よりも様々な世界情勢に触れる機会が増えたので、今回はタイトルのとおり、世界政府について書こうと思います。
世界政府というとどんなイメージですかね?
全世界を支配する政府で何か恐いイメージを持つ人が多いんじゃないかな?英語だとworld governmentとかglobal governmentっていいます。世界政府じゃなくてもっと良い訳があれば教えてください。 簡単にいうと、国際社会では国の上にそれらを支配するさらに上の機関とか政府といったものは存在しないですよね?世界政府はそいいう役割を担う物で、超国家的な存在として国際問題の解決に中立的立場で関与しようという考えなんですね!国連はそれに近いところがありますよね。世界で起こっている紛争や飢餓や経済的不平等などを解決し、世界平和を維持しようというのが目的です。グローバル化がどんどん進んで国境を越える交流や貿易が進む中で、その経済規模の拡大と成長にそれを規制したり監視したりするシステムってまだ存在しないですよね。そうしたシステムとしての役割もあります。
さてさて、なんとなく自分たちにあんまり関係なさそうなイメージですよね?日本でもそうういう活動をしている人たちがいるんですよ!政治家の方でもそういう動きに参画する方もいます。有名な機構としては世界連邦運動協会というのがあります。ニューヨークに本部があり、国連とも協同したりしています。
みなさんはこの世界政府は実現可能だと思いますか?そもそも必要だと思いますか?
こうした議論は厳密には内容は少し異なるとしても、かなり以前から存在したんですね!
みなさん13〜14世紀のイタリア人の詩人、ダンテ・アリギエーリはご存知ですか?『神曲 』がとても有名ですよね。
彼はアリストテレスのように、人間はみんな共通善という共通の目的を持っていて、その達成のためには平和が不可欠であると考えます。よってその平和を実現するために世界を支配するものが必要である。それは君主や皇帝で、世界を支配する専制君主は全世界の全てを所有しているのだからそれ以上何もいらない。よって世界の平和のために行動できるはずと考えたんですね。まだ彼の時代国際政治というよりはイタリアを中心に発展していたローマ帝国、ヨーロッパ中心の考えだったとは思いますが、ここには世界を支配する何かという概念を見いだすことができますよね!
その他にもみなさんが知っているジョン・ロックやルソーといった、大きな革命に影響を与えた哲学者や政治学者たち、多くの知識人がその後に世界政府について語っています。
いろいろ小難しくなってしまうので、簡単にまとめると、賛否両論もちろん存在していました。ヨーロッパの17世紀ごろの主権国家の成立以後、国家間の覇権争いが続いた結果、何か/誰かが世界平和を守る役割をするべきだと考える賛成論は自然の流れだと思います。反対派の意見としては、戦争をするのは国家や組織であって個人ではない。よってそうした世界政府のような組織があったとしてもその平和維持能力は疑わしいというものや、そうした政府をつくったことによってもたらされる良い福利よりも、その樹立過程で犠牲となる福利の方が大きいのではないかという議論もありました。
みなさんはこういう意見についてどう思います??
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